秋田豊氏引退試合
2月1日(日)カシマスタジアムにて秋田豊氏引退試合が行われました。15:00キックオフ、15,735人を集めた「鹿島レジェンドスターズvs磐田レジェンドスターズ」。両チームの歴史に残る名選手たちが集まりました。鈴木政一監督からあの当時を思い出させる指示が!そして最後に「しっかり自分たちの現在の力を知り、無理しないように!(笑)」と試合前に一番大事な作戦が伝えられます。
この日のために特別に作られたユニフォーム。2008年版のボディーに前には「Jubilo」そして左胸にチームエンブレムが付けられ、背中には当時とリンクさせる背番号そしてネーム入り。懐かしい、背番号と名前の入ったサックスブルーユニフォームが並びます。この絵を見ただけでジュビロサポーターの皆さんには多くの想いが込み上がってくることでしょう。
現役選手ということでベンチスタートとなった鈴木秀人・大岩剛・田中誠。この3バックが揃うと、負ける気がしません。豪華な顔ぶれが揃い、私たちスタッフもフレンドリーマッチにはない緊張感に包まれます。懐かしい、メンバーが揃いウォーミングアップからジュビロらしいパスが周ります。
背番号10藤田俊哉、背番号7名波浩、背番号5田中誠、背番号23福西崇史、背番号19高原直泰、2009年シーズンでは見られない豪華な名前が揃いボールを蹴る姿は、ジュビロサポーターにはたまらないシーンの連続でした。
スタメンは、GK大神友明・DF山西尊裕・古賀琢磨・渡辺一平・MF名波浩・福西崇史・藤田俊哉・三浦文丈・川口信男・FW高原直泰・中山雅史。ベンチスタートが、GK佐藤洋平・鈴木秀人・大岩剛・田中誠・西紀寛・倉貫一毅・松原良香。
スタンドに駆けつけてくれたサポーター、そして家族を見つけ笑顔の選手たち。こうしたシーン、そして試合を見ているとあの時のシーンが蘇ってきます。今でもあのサッカーができるんではないか!?それぞれ、歳をとり体力的にも厳しいのは当然ですが、いつまで経ってもジュビロ愛をもっている選手たちが多くいてくれることを誇りに思います。
秋田豊さんはじめ、鹿島レジェンドスターズの皆さんと共に記念写真!「鹿島vs磐田」この対戦で作ってきた歴史が日本サッカーにとっても大きな財産となっていることは確かです。そして今後も引っ張って行かなくてはいけないと再確認させられました。この場を作ってくれた秋田豊さんはじめ関係者へ感謝します。
磐田レジェンドスターズのみでの記念写真!この写真はレアです。服部年宏選手など、参加できなかったメンバーもいましたがこれだけ集まってくれたことがジュビロ磐田の偉大さを感じます。素直に、今日の時間を楽しんだサポーターが多くいました。
キャプテンはもちろん、秋田豊さんと中山雅史!このシーンだけでも鳥肌モノです。二人のマッチアップから目が離せませんでした。二人の空中戦は今もなお健在です。
試合後、ジュビロメンバーも秋田豊さんを胴上げ。中山雅史は「背中で感じていた秋田の息遣いを感じられなくなるのは残念」「寂しくなったらいつでもかかって来い!」とメッセージを送った。
照明を落とし、秋田豊さんが場内を一周する。ジュビロメンバーも鹿島サポーターへ挨拶へ行き拍手をもらった。2008年シーズンをもっての引退を表明している福西崇史・山西尊裕らがジュビロサポーターから声援をもらう。
ジュビロ磐田黄金期の選手たちが去っていく姿を涙ながら送り出すサポーター。選手たちも懐かしいメンバーたちと名残惜しんだ。いつの日かまた、このチームで戦いたい。そして、いつの日かこのチームを超えるチームを作りたい。サポーターとクラブが新たな一歩を踏み出す。秋田豊さんはじめ、こうした場を作ってくれた関係者へお礼を言い、1日限定のチームは解散した。