SALAグループお仕事体験

イベントレポート

7/24の鹿島戦、7/31のC大阪戦の2試合で、「SALAグループpresents 夏休みWork-Work体験2010」が行われました。 これは小学4年生から中学3年までの子供たちに、スタジアムでのいろいろな仕事を探検してもらおうというイベント。 簡単なオリエンテーションの後、早速ヤマハスタジアムの芝生についての講義が行われました。

続いてスタジアム見学ツアー。試合直前のロッカールームで、田尻マネージャーから、試合前や試合中の選手のエピソードなどを聞きました。「これが駒野選手のスパイクです。」「おぉ~」 めったに入ることのできない場所で、参加者は興奮気味です。

スタジアム見学ツアーはVIPルームに進みます。ここからはピッチが一望できます。ピッチを上から見下ろす眺めの良さに感嘆の声が上がりました。

このお仕事体験の参加者は両日ともに10組20名の親子。 スタジアム見学ツアーの後は、実際にスタジアムでの業務を体験します。 まず最初に「模擬記者会見」で、記者になって選手にインタビューをします。なんとここには実際にジュビロの選手が選手役で登場します。7/31のセレッソ戦で協力してくれたのは、山崎亮平選手。子供たちからの質問に、一つ一つ真面目に答えてくれました。 「僕も君たちくらいの頃はプロのサッカー選手になれるとは思っていなかったけど、毎日サッカーを頑張っていたら(プロ選手に)なれました。だから君たちもあきらめないで毎日頑張ってください。」

7/24のアントラーズ戦での選手役は、松浦拓弥選手でした。「夏バテしないように気をつけていることはなんですか?」「うーん、普通のことしかやっていませんよ。エアコンをつけないとか。」サッカー選手にとっては、エアコンをつけないのは「普通」のことなんですね。 途中で質問が無くなってしまい、「今はまっていることはなんですか?」と松浦選手から子供たちに逆質問。「けいどろです」「あ!それは僕も通ってきました(笑)」

記者会見の後はお楽しみの「選手とのハイタッチ」。当日ベンチ入り選手とのハイタッチですが、初めて近くで見る選手たちに興奮して、「何も声をかけられなかった、、」と残念がる参加者も。意外とあっという間なんですよね。

セレッソ戦でスタジアムアナウンスを体験した二人。今年のお仕事体験は、両日ともアナウンス体験は女の子2名でした。 ちょっと緊張しましたが、スタジアムDJの杉山直さんにもいろいろ教えてもらいながら、無事に終えることができました。ホッとした表情ですね。

こちらはDゲートでの業務体験。入場してくるサポーターの皆さんに、 「こんにちは!」とあいさつしながら、配布物を渡します。最初はなかなか声が出なかったけど、だんだん慣れて大きな声が出るようになりました。

こちらはグッズ売店での接客業務体験。お客様が購入されたタオルマフラーから、シールをはがしてお渡ししています。 お金の計算も難しいし、「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」と大きな声で言うのも思ったよりもずっと難しかったけれど、1時間がんばりました。

お仕事体験のラストは、ハーフタイムのピッチ芝補修。 前半で傷んだ芝に砂を入れ、平らにする作業です。いままで選手たちが立っていた場所に自分が立ち入るだけで、ワクワクします。

ピッチがデコボコしていると、選手が足を取られてけがをしやすくなります。一番最初の「芝についての講義」で学んだことを思い出しながら、1か所、1か所、丁寧に補修します。目の前では、サブの選手がウォームアップをしていて、こちらもドキドキ。 芝補修の後、参加者は後半戦を観戦して帰路につきました。 暑い中、約5時間にわたる「お仕事体験」でしたが、終わった後の子供たちはとても満足げで、保護者の皆さんも「とても楽しかった」「いい経験をさせてもらった」と喜んでくださいました。 Jリーグの試合はとても華やかだけれど、それを陰で支えるたくさんのスタッフがいろんな仕事をしています。「サッカーにかかわる仕事」をほんの少しだけ体験して、これから仕事や将来について考えるときの参考になればいいなと願っています。