運命の「2010FIFAワールドカップ南アフリカ」日本代表メンバー発表から一夜明けた11日、大久保グラウンドにはいつもの練習風景があった。16日（日曜日・14時）にはヤマハスタジアムに川崎フロンターレを迎える。連敗はできない。正念場となる試合へ向けて午前、午後の2回のトレーニングで準備を進めた。メニューはフィジカルトレーニングがメイン。ダッシュやステップワークなど各種目を順番にこなしていく。

日本代表に選出された駒野友一。サポーター、チームメイト、そして家族。これまで支えてきてくれた全ての人に感謝の気持ちを持ってグラウンドで体を動かす。まずは16日のホーム・川崎フロンターレ戦に勝利すること。「リーグ中断前の最後の試合になりますし、気持ち良くW杯に行きたいです」と意気込みを語った。

昨季の大怪我により長期離脱を余儀なくされながらも、過酷なリハビリ生活を乗り越え、南アフリカ行きの切符を見事掴み取った川口能活。大久保グラウンドでいつものようにトレーニングを行い、その後メディアの取材を受けた。その注目度はやはり高い。「多くの方々から連絡をいただきましたし、改めて自分一人ではないと思いました。サッカーに関わる方々の気持ちを忘れずに戦わなければいけないと思いました」と今の心境を語った。